皮膚科専門医である院長の一言コメント

  レーザー照射後のカサブタ
2019年03月28日 (木)

老人性のイボを取る時、レーザーで削って取っていった時、。レーザー照射後、照射部位を擦ってジクジクした状態で、絆創膏を貼る場合もあります。やけどの時など湿潤療法のようにです。また、擦らずカサブタができる状態で、経過を見る方法があります。照射後の色素沈着のリスクが少ないように、今は、照射後、なるべく擦らず自然にゆっくりカサブタが取れる方を選んでいます。絆創膏を貼って生活する事を嫌う方も多い点もあります。カサブタができている間は、カサブタが、絆創膏代わりになりますので、特にカサブタが付いている間は、紫外線も神経質になる必要はありませが、とにかく触らずゆっくり取れるように気をつけていただきます。カサブタが取れてから来院いただきます。
逆に、ホクロを取った場合は凹んでいますので、密閉する絆創膏を貼っていただき盛り上がってくるまで保護していただきます。
イボに照射して、当院のレーザーは、ビランにならないので絆創膏を張る必要がないことの説明不足で、絆創膏を貼らずオープンになっていた事に不安になられた方、ごめんなさい。


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